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予定帝王切開での出産日記 ~その3~

2011年04月02日(土) 10:36

*3月19日~* 『術後 母乳とミルクとオーイェ~~』

翌日はベッドからゆーっくり起き上がって、看護師さんに付いてもらって
まずはトイレまで歩く。

立ち上がった際、思わず「クララ…」と言ってしまい、看護師さんに
「ちょww おかゆさんww」と笑われる。

-「立ち上がってトイレへ行く」-
文章にすると簡単極まりないけど、傷が痛いのなんのって、やっとの思いでベッドからおりても
身体は90度に折れ曲がって点滴スタンドを握りしめつつ、亀より遅いスピードでしか
移動できない。

それでもこの日の夜には病室から数メートル先の公衆電話までのろのろ歩き、
実家に電話を入れた。
術後もう歩いてるのかと両親に驚かれる。

3時間おきに母乳をあげようと試みるが、殆ど何も出ない。
赤ん坊は夜泣きどころか昼間から泣き続けている。見るからに機嫌が悪そうで、
泣き続ける姿を見ていると母乳に固執し過ぎているような自分が申し訳なく
思えてくる。

生理的体重減少以上に体重の落ち込みが目立ち始めたので、小児科の先生が
ミルクを足すのを許可してくれた。
初めてあげる少量のミルクを、息子は一気に飲み干した。
あああぁやっぱりお腹が空いてたんだな、そりゃそうだよなあ。

私が今回出産した総合病院の産科は、母乳育児を推進している。
術後すぐには私もなかなか母乳が出なくて苦労したが、数日たってから少しずつ
出るようにはなった。
が、赤ん坊が満足するほど充分な量ではないので、順調に体重が増えず横ばい状態が
続いた。

体重が増加する傾向がないと、私も息子も退院できない。
小児科の先生は母乳を出す努力を継続する上でミルクを足したいという私の意見に
賛同し、ミルクを追加することを許可してくれた。
が、助産師さん達の母乳信仰が強すぎて、ミルクの「ミ」の字だけでイヤそうな顔をするのには
心底まいってしまった。

中には「母乳だけでやっていけますね」と断言する人までいた。
いや、実際赤子の体重は増えてないじゃん。
小児科の先生がミルクを許可して
くれたのに、真っ向から対立したことを言われたら、間に挟まれた母親は困惑してしまう。

「都内では安全な水がなくて配給制になってるそうですよ 
(=だから母乳のほうがいいに決まってる)」
と脅迫めいた言い方までされた。ちなみに手術当日の夜にえらく無愛想な態度だった看護師さんです。

もうこれじゃ母乳推進じゃなくて「母乳だけを認める育児」だよ。
充分な母乳が出るなら苦労してないよ、
・頑張ってるけど充分な量が出ない
・現に子供の体重も増えてない
・じゃあミルクを足しましょう
というだけなのに、なぜそこまで頑なにミルクを嫌うのか??
そんな態度で母親を追い詰めるくらいなら、はなっから
「うちは母乳だけでやっていきますのでミルクは一切使用しません」って文言にでも
謳っとけ。

深夜、狂ったように赤子が泣き叫ぶと、相部屋なのでさすがに周りに申し訳ないと思ってしまう。
赤子はおそらくはお腹がすいて機嫌が悪くて泣いてるんだろうが、この病院は簡単にミルクをくれない。
ある夜なかなか泣きやまない息子をベッド脇で抱き上げてあやしていると、向かいのベッドの人が
そっとカーテンの隙間から話しかけてきた。
「私も、一人目のときは全然泣き止まなかったから分かります…」と。
うるさくしてすみませんと謝ると、「ぜんっぜん大丈夫だから、ホントにww」と笑ってくれた。

隣のベッドの人も、母乳が足りなくてまいってる私に親切に話しかけてくれた。
「私も(赤ん坊の)体重がなかなか増えなくて、でもここはミルク足すのに小児科の先生の許可が
必要でしょう… けっこう母乳母乳!って雰囲気が強いし」と。
この方にはベッドで隣に腰かけてもらって、色々と話しこんだ。
私は授乳しながらなので方チチぽーんと放り出したまま、深夜にヒソヒソ声でw
傍から見たらシュールな絵だな。



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テーマ:妊娠・出産 ジャンル:結婚・家庭生活

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